θ−11番ホームの妖精
東京駅11番ホームとはまたマニアックなと思ったら一発ネタでしたか。設定にあまり惹かれるところはなかったかな。なんか色々小難しく書いてある設定が話の面白さに繋がっていないのは残念です。現代の固有名詞を使ってるのも、技術的・歴史的に現代と繋がっているわけでもなく、東京駅ネタのためだけって感じで。現実でも略語は結構いい加減に作られますが、J.R.C.Dは苦しいですね。どう考えてもJ.C.D.Rにしかならないです。やるならもっと色々とひねってほしかった。
義経はいいなぁ。顔はそっぽ向いてるけど尻尾の振りは止められない感じで。義経の出てこない2話目の中盤は退屈で仕方がなかったです。結局義経が何者かは描かれていないですが、書かれてしまわれるよりもむしろ良かったかも。裏表紙といい、後書きといい、絵師さんGJ。
- 作者: 籘真千歳,くらぽん
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2008/04
- メディア: 文庫
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