銀槌のアレキサンドラ

同作者の前作「彼女は帰星子女」は話は良いが全般的に地味目だったと思ってたんけど、その辺あんまり変わってないなぁ、これはもうこの作者の作風かも。
よく言えば読みやすい、悪く言えば戦闘美少女モノのテンプレ通り。
ボリューム感はあったけどちょっと詰め込みすぎな感じ。その分、1巻完結と言われても納得できるくらいにきれいにまとまっているのは好感が持てる。ただ、同級生の女の子はどうにも中途半端(まぁ続巻の伏線なのかもしれないが)なのでいっそ無かった方がよかったか。
せっかく過去話を丁寧に書いたんだから師匠の形見の銀槌をもっと効果的に使ってくれればと思ってしまう。惜しい。

銀槌のアレキサンドラ (電撃文庫)

銀槌のアレキサンドラ (電撃文庫)