2006年下半期<a class="okeyword" href="g:book:keyword:ライトノベル">ライトノベル</a>サイト杯 投票

2時間ばかし考えてみた結果です。上半期に比べると不作かな。けど投票対象が5→10に増えたせいかも。SD文庫は結構読んだんですが残念ながらどれも見所もあるんですが欠点も目立ってしまって(銀盤は結局積んでます。)
基本は人とかぶらない方向で。

まずは単発作品。5作品選ぶのは結構苦しかったり。

暗闇にヤギを探して (MF文庫J)

暗闇にヤギを探して (MF文庫J)


【06下期ラノベ投票/単発/484011711X】
感想はコチラ
今月出た2巻は未読ですが、まずは続いてくれて一安心。


戦嬢の交響曲1 (ファミ通文庫)

戦嬢の交響曲1 (ファミ通文庫)


【06下期ラノベ投票/単発/4757730861】
まぶらほ」の長編シリーズが完結したせいでしょうか、今年一気に多レーベルに打って出た築地さん。今まで絵師で得をしている作家というイメージしかありませんでしたが、さすがにベテラン、いい仕事をしています。イチオシはポリ青(短編しかありませんが)ですが対象外なのでコチラを推挙。簡単に言えば、無口で無骨な美少女とちょっとヘタレ気味で軽口を叩く少年のバトルものなんですが、クラスメイトtの距離感とか、武器に秘められた伏線とか期待できる要素が色々あるんで、今後の展開が楽しみです。


ぼくらのみかたん。―黒森高校未科研です (富士見ファンタジア文庫)

ぼくらのみかたん。―黒森高校未科研です (富士見ファンタジア文庫)


【06下期ラノベ投票/単発/4829118830】
すいません、てっきり新人さんだと思ってました。いわゆる美少女ロボットものですが、「マルチ」みたいのではなく、ロボットコンテストの方向なのが良いですね。今期は作者の薀蓄を読ませる作品が結構あったんですが、これは上手くストーリーや設定に絡んでて作者の知識のひけらかしにはかんじませんでした。そしてさらに良かったのが委員長の存在。委員長は魅力的なだけでなく、主人公のほかにも部長とも関係があり、ストーリーの引き締めに一役買っているあたりが非常に良かったです。
ちょっと駆動系のおもちゃとかいじったことがないとつらいかも。


花守 (GA文庫)

花守 (GA文庫)


【06下期ラノベ投票/単発/4797337125】
感想はコチラ
GA文庫の新人さん。荒削りながらも非常に雰囲気の良い作品です。


れでぃ×ばと! (電撃文庫)

れでぃ×ばと! (電撃文庫)


【06下期ラノベ投票/単発/4840235597】
感想はコチラ
はいてないとか言わない!
1巻だけなら外すところですが、2巻を含めての評価です。2巻を読む限りイラスト:むにゅうは成功だったのかな。ちなみに自分は大地派ですよ。

「マスラヲ」なんかもいいんですが、アレは福本伸行を読んでることが前提ですからね。



次いでシリーズもの。こちらはいくらでもオススメできるんですが、上半期で推したものは外す方向で。


【06下期ラノベ投票/複数/4840117632】
下半期の大当たりその1。新人さんの最初のシリーズとは思えないほどの出来と刊行ペース(半年で3冊、素晴しい)。どちらかといえば雰囲気重視な作品ですが、登場するキャラが皆、見た目も性格も可愛いったらありゃしない。個人的には3巻のスク水セーラーな萌えの方向ではなく、2巻の可愛い系の方が話しにあってると思います。後はちょっと好香がちょっともてあまし気味なのでその辺りが改善されれば完璧かな。とりあえずマヤたんとコヒロがお気に入り。



【06下期ラノベ投票/複数/4840236070】
下半期の大当たりその2。リネア様万歳。ファンタジー戦記モノとしても結構いいレベル。3巻の出版予定が未だに未定な辺りが非常に心配です。


伊佐と雪 ~いとけしゆうぐれ~ (GA文庫)

伊佐と雪 ~いとけしゆうぐれ~ (GA文庫)


【06下期ラノベ投票/複数/4797337168】
表紙のイメージ通り、淡く儚く優しい雰囲気の作品。日常の生活に疲れてくるとこういう優しい雰囲気の作品に浸りたくなります。正直主人公の能力が低すぎるのでどうしても話の中心になれないのが残念。


純情感情エイリアン〈2〉僕の愛は海よりも深く (角川スニーカー文庫)

純情感情エイリアン〈2〉僕の愛は海よりも深く (角川スニーカー文庫)


【06下期ラノベ投票/複数/4044723028】
1巻の感想はコチラ
なんとも不思議な感じを受けた作品。2巻よりは1巻の方が勢いがあって好みですね。ラストがどうしても少しグロっぽくなってしまうのは仕様?


死神とチョコレート・パフェ〈2〉 (富士見ファンタジア文庫)

死神とチョコレート・パフェ〈2〉 (富士見ファンタジア文庫)


【06下期ラノベ投票/複数/4829118784】
軽さ、読みやすさが身上のラブコメ。新人ながらも5ヶ月で3巻というハイペース。特にオリジナリティというものは感じませんが、この読みやすさは中々のもの。何にも考えたくないときなんかにはうってつけの作品です。話が進むにつれて死天使長周りの設定があやふやになってきているのは残念。あと2巻に出てきた副会長はもう少し3巻で活躍して欲しかった。

もちろん「とらどら!」、「狼と香辛料」、「円環少女」、「ゼロの使い魔」、「かのこん」なんかも良いと思うんですがきっと誰かが投票するでしょうということで。

いつもなら佐藤ケイ枠を取るんですが、33の1冊しか出てませんし、33もラジオドラマ化もしたんで今回は上月司枠としました。半年に1冊は決して遅くはないんですが、昔の佐藤ケイに比べるとやはり筆の進みが悪いですね。もう「天国に涙はいらない」は出ないんでしょうか。