十三番目のアリス(2)

十三番目のアリス 2
著:伏見つかさ/イラスト:シコルスキー
発行:電撃文庫メディアワークス
ISBN:4840236429
評価:★★★


九条院アリスのクラスにやってきた転校生・リリス。大人びた雰囲気で一躍クラスの人気者になった彼女は、こともあろうかアリスの婚約者・鬼百合三月に急接近!
あくまで無関心を装うアリスだが、プールの授業でリリスの圧倒的なボディに誘惑されっぱなしな三月の態度に、“ぺたんこ”な彼女は心穏やかでいられず……。アリスの性能をことごとく上回る恋敵の登場に、アリスと三月の(主従)関係はどうなってしまうのか──?
そんななか、月城町には奇妙な二人組らと大食いなメイドが訪れていた。彼らもまた「組織」の人間であったが、二人のやりとりはどこかトボけていて……?

アレクと悠里のどつき合いは面白かったです。まぁ自分の中では「ぱにぽに」の教授とメディアなイメージが。読み終わってから口絵を見て初めてアレクが若作りの設定だったことに気づきました。別にそんな設定いらないジャン(w
うーん、とりあえず1巻よりも良くなってる気がするんだけど何かが物足りない感じ。三月の精神年齢が周りよりかなり幼いせい?ドリーミー過ぎるんじゃないんでしょうか。ちょっとラブコメの相手としては力不足。また、ウリであるハイ・ゴシック(ってなんだ?)がむしろマイナス方向に引っ張っているようで、なんか今ひとつ緊迫感を感じないんですよね。
今後はアリスと三月のラブコメOnlyでは苦しい感じ。ここでてこ入れされたリリスの立ち回り方がキーポイントかな。