とらドラ(7)
べったべたの少女漫画的なストーリー。だがそれがイイ。
前巻から続く大河側のストーリーは満点を上げたいくらいなんだけど、今回メインの竜児側の展開はちょっといまいちかなぁ。ちょうど「わたしたちの田村くん」みたいな感じなんで、アレが好きな人は楽しめたんだろうけど。
実乃梨はこれまで背景がほとんど描かれてこなかったせいもあって、(竜児の)恋愛対象としては物足りない。みのりメインの巻を設けてもう少し掘り下げてほしかった。別荘での夜や、6巻のラストなんかで単に大河に遠慮してるだけじゃなく、恋愛自体に臆病になってる理由が他にあるのは間違いないと思うんだが。
逆に亜美は今までに色々と仕込んであるし、もっとさまざまな場面で割り込んでいけそうなキャラに仕上がっているのに、残念ながら狂言回しに終始しているのがもったいない。
次からは大河が竜児に対して本格参戦してきそうなので、このgdgd感を吹っ飛ばしてくれることを期待。
表紙は大河なんだよね?目付きがずいぶん変わってるんで新キャラかと思ってしまったり。
- 作者: 竹宮ゆゆこ,ヤス
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2008/04/10
- メディア: 文庫
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