タザリア王国物語(3) 炎虐の皇女

リネア様最高!!!
そして驚くべきことに3巻にはなんと口絵と挿絵(というか扉絵)が付いています(w
一部の書店ではPOPも付けられたりと盛り上がった2巻から既に一年以上、作者ブログ以外に音沙汰なく、本当にでるの?と疑ってみたり、新刊予定に載れば今度は死亡フラグと言われる表紙にリネア様が描かれたり、あらすじで結婚すると書かれたり、さんざん気を揉んで待ち続けましたが、期待以上の出来で大満足。
「読者がひく」と担当に直されたと聞いたり、2巻の内容から腐女子受け狙いに路線変更しまったんではないかとと思ってたら、1巻に勝るとも劣らないえげつなさ、そんな懸念は軽く吹き飛ばしてくれました。直された部分はグロ描写だったんでしょうか?既刊に比べて随分濃く、数も増えてる気が。
ジグがア*1の話をしているのを聞きつけて怒りの形相のリネア様やら、ジグが他の男に肩を抱かれているを見て嫉妬に燃えるダルタとか、もう色々と素晴らしい。
敢えて言えば、後半のイベントが凄まじ過ぎて、前半の内乱がどうでもよくなってしまったのが残念。前半部まで2巻に入っていれば完璧だったのに。
全体としても主人公ジグを中心としたファンタジー戦記モノとしても結構通用するんじゃないかな。
なんにせよ4巻が順調に出版されることを期待します。

*1:少女神アンブロシアーナ