タロットのご主人様(2)

おお、1巻よりも随分とよくなっている気がします。1巻はローファンタジーとしては人物設定に細かい点が多いのでそのせいで話のテンポが悪かったのか。前半の王道的ラブコメは文句なし。できればこの辺りが1巻に入っていれば…。デートイベントでクイーンも良キャラと分かったし、今後のラブコメも期待できそう。
ただ今回の敵である2枚のカード、「女帝」と「運命の輪」に関しては今ひとつ。「女帝」は結局ほとんど空気だったし、「運命の輪」もせっかくのロリキャラなのに、直前がクイーンのシーンでは台無し。もう少し構成は考えてほしいところ。まぁ2枚とも今後のラブコメシーンで大いに活躍してくれそうではありますが。
けど、最初の2枚と同様にまた同居するらしいけど本当にこのまま22枚タロットカード集めるのかな。ハーレムものはヒロイン4人以上になると格段に難易度高いんで、どうなってしまうのかがちょっと心配。

追記

どうも自分的にはカードの名前を日本語で書くと違和感があります。「Wheel of Fortune」の登場シーンではてっきり「The Hanged man」だと思ったんですけどね。攻撃方法もカードの意味に近いし。そういえば今回セフィロトの木関連は全く出てこなかったですね。あれも有名ではあるけども使い方は難しいからなぁ。

タロットの御主人様。〈2〉 (電撃文庫)

タロットの御主人様。〈2〉 (電撃文庫)