カラクリ荘の異人たち〜もしくは賽河原町奇談〜
雰囲気はばっちり。異形のモノたちが住む世界はなんか昭和の町並みを感じさせますね。空栗荘の住人たちも一癖ありますがいい人たちですし。そんな中でアカネの洋装は少し滑ってたかな?
のんびりした雰囲気はいいんですが、1巻ってこともあるのか、盛り上がりに欠けるのが残念。ヒロインの女の子もピンポイントでしか出て来ないし、かつサブイベントでしかないのはもったいないなぁ。クロ爺とか貉とかは味のあるサブキャラになってるんですけどね。人間の世界と妖怪の世界があまり混ざらないという設定なのでこれからどう盛りあえていくのか楽しみです。
「伊佐と雪」「神様のお気に入り」なんかが好きな人にはオススメです。
なんだか作中の「『すみません』じゃなくて『ありがとう』や。」というセリフが妙に胸に残ってます。
カラクリ荘の異人たち?もしくは賽河原町奇談? (GA文庫 し 3-1)
- 作者: 霜島ケイ,ミギー
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2007/07/12
- メディア: 文庫
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