撲殺天使ドクロちゃん(6)
著者:おかゆまさき/イラスト:とりしも 発行:電撃文庫(メディアワークス) ISBN:4840231435 評価:★★☆ |
僕の名前はクサカベ・サクラ。
サイタマクェン大陸のマヨネイ王国にある、『聖ゲルニカの家』に住む平凡な男の子です。
隣にいるのは、魔法使いのミナミさんに、戦士のミヤモトに、僧侶のドクロちゃん。
突然現れた“黒竜”にさらわれたシズキ姫をみんなで助けに行くぞ〜!
……って、なんでこんなことになっているんですか!?学校は?宿題は?
ドクロちゃんだって冒険したい年頃です。というわけで、ファンタジー編『ドクロちゃん』全三編に、書き下ろし二編を含めた計五編で第6巻をお届け!
あ〜、苦手なメタドラマだ。メタドラマって少女漫画によく見られますけど、キャラ萌えな人にとっては面白いんでしょうが、基本的に世界観をひっくるめての作品だと思うんで、キャラだけ使い回して(けどキャラクターの関係は全く異なっている)ってのは全然受け付けられなくて。これだから少女漫画が読めないんですね。多分作者はキャラの立ち位置を変えてやって自由に動かしたいと思っているのかもしれませんが、「どう、面白いでしょう」とか「こういう話も書いてみたい」ってのを強く受けすぎてドンヒキなんですね。キャラの行動の因果関係がさっぱりになってしまうんで。まぁ本作品ではそこまでキャラをいじってはないんですが、バベルちゃんとか、サバトちゃんとかなんか適当になってしまっているし。
まぁ、そういうことで-1、割と気に入ってる夜仮面が活躍したので+0.5ってとこでしょうか。
ドクロちゃんはシリーズ開始時に比べて、ずいぶん低年齢向けって感じになってきたので、爆笑することはなくなってしまったなぁと。
ギャグ路線では同じく電撃文庫の「白人萌乃と世界の危機」シリーズに頑張ってほしいところ。