涼宮ハルヒの陰謀

涼宮ハルヒの陰謀
著者:谷川流/イラスト:いとうのいぢ
発行:角川スニーカー文庫角川書店
ISBN:4044292078
評価:★★★☆


年末から気にしていた懸案イベントも無事こなし、残りわずかな高一生活をのんびりと楽しめるかと思いきや、ハルヒがやけにおとなしいのが気に入らない。こんなときには必ず何かが起こる予感のそのままに、俺の前に現れたのは8日後の未来から来たという朝比奈さんだった。しかも、事情を全く知らない彼女をこの時間に送り出したのは、なんと俺だというのだ。未来の俺よ、いったい何を企んでいるんだ!?大人気シリーズ怒涛の第7弾。

ますますSF色が強くなってますね。最近のライトノベル読者はついて来れるんでしょうか。メインヒロインは長門有希から朝比奈みくるに見せかけて鶴屋さんであり、相変わらずハルヒ自体は放置状態で看板に偽りあり?。プロローグはただ最初に書いてあるだけで、前巻の解決編であり、せめて承前とか欲しいかな。もうストーリーの細部は覚えてないので、軽く読み飛ばし、第一章から開始。オチは日付設定を考えられる予想通り。前から思っていたが現代のみくるってキャラが立ってないというかワタワタするだけでちっとも動かないキャラなんで、どうでもよく、やはり大人バージョンが各所に出た方が話が締まったかなぁ。なんか敵対勢力がいくつか出てきたが、各勢力に年頃の女の子が配されてる辺りはライトノベルなんだなと。
そろそろ、世界観の構築は終わりましたか?いい加減ハルヒを動かしてやってくださいと思った7巻でした。