<a class="okeyword" href="g:book:keyword:ライトノベル">ライトノベル</a>の主人公って世界を滅ぼす力を持ってもソレを使おうとしないよね

けんぷファー」からヒロインがレズで主人公に見向きもしないエロゲってなんかやったことある。多分「でふこん☆わん」(あんでる)。
そういやこのゲーム、メイドさんが日本刀で戦車をまっぷたつにしたり、ヒロインの一人はヘリボーンで登場、もう一人はパラシュート降下で登場し、あげく風で太平洋に流されたり、けど二人とも世界有数の財閥の後継者だったりと結構無茶苦茶な設定だったりするんだけど(それでも学園ものだったりする)、プレイ中は突っ込むどころか結構腹抱えて笑ってたり。
それに比べるとライトノベルの世界のこじんまりしたこと。「お前を倒して人間的に成長してやるぜ」的な作品は多々あれど、世界観が壊れる直前まで無茶な設定をしながらエンターテイメントに徹している作品はまずみかけない。世界を滅ぼすボタンがあれば、エロゲなら間違いなく押すが、ライトノベルだとボタンを見た瞬間にトラウマが発動したり。
あえて言えば林トモアキ作品はエロゲ的エンターテイメント志向と言えるかも知れない。
ライトノベルだと「いまだ何者でもない」主人公に引きずられてしまうのか、どうしてもどのキャラもこじんまりとしてしまう気がする。せっかく強大な力を持っててもやることなすことしょぼいし。あれか、キャラの出オチと見栄に欠けるのかな。その辺エロゲだと一枚絵、ファンファーレ、アニメーションとかでいくらでもリッチな演出が可能。ユニゾンシフトのぺろ氏のSDキャラアニメとかでもOK。
うん、やっぱりライトノベルはイラストが少なすぎるのですよ。表紙を見るとリッチなパッケージングを期待してしまうけど、ライトノベルはプアなコンテンツであるということの自覚(というか読者が期待を持ってはいけない?)がないといけないのか。
この辺がどうしても自分の脳内では、娯楽としてエロゲ>ライトノベルな評価になってしまうんだよな。
まぁつまりは最近笑い転げるようなライトノベルを読んでいないなぁというオチ。