真田十勇姫!

真田十勇姫!
著:馬場卓也/イラスト:成瀬裕司
発行:GA文庫(ソフトバンククリエイティブ)
ISBN:4797339136
評価:★★☆


平凡な男子高校生真田ユキオは、クラスメイト羽山マキの動向がちょっぴり気になるお年頃。仲良くなるきっかけがつかめないまま日々を過ごしていたのだが、ある日マキと一緒に下校するチャンスが訪れた。
あこがれの彼女と二人きりの下校で緊張するユキオの前に、なぜか超巨大なガマガエルが現れる!
しかも襲ってきたカエルはユキオのことを「殿」と呼ぶのである。「殿」っていったいなんのこと?それに家臣ってどういうことなのさ?
ユキオの家臣を名乗る者達の目的とはいったい何か?そして始まったばかりの、ユキオの小さな恋の行方は……ど〜なっちゃうの!?

何本かノベライズを書いていて、初のオリジナル作品って事でちょっと期待してたんだけど、ちょっとハズレかな。というかノベライズ作家のオリジナルは清水マリコ以外全てハズレというのも…。別に地雷と思って買っているわけではないんですが。
まず、話は全然終わっていません。「真田十勇士」が元ネタだからきっと10人ヒロインが出てくるんだろうけど4人しか出てきていません。
シナリオの流れもなんかマルチエンドのギャルゲーという感じで今ひとつまとまりにかけている感じ。またヒロインたちも活動的ではあるけども主人公との絡みも薄いし、ヒロインが十勇士以外に設定されているせいでラブコメとしても物足りないです。
続きを買うかはちょっと考えてしまうなぁ。

でいつもの、これなんてエロゲ?ってか、「おしかけプリンセス」@大熊猫を思い出してしまいます。