神様のおきにいり2
著:内山靖二郎/イラスト:真田茸人 発行:MF文庫J(メディアファクトリー) ISBN:4840117241 評価:★★★★ |
とある秘密のために、微妙に人づきあいが悪かった稲村智宏だったが、最近は友人を家に招くようになった。しかし智宏の家に初めて訪れた友人を、桜の精・好香あ三つ指ついて出迎えてしまう。「わ、若奥様!?」……結局、必死にごまかす智宏は隠し事があると誤解されるのだった。さらに、智宏と好香の仲に対抗してか、珠枝は兼康と"でぇと”をすると宣言。嬉々と参じた兼康は、ファミレス甘味漬けに付き合わされる。いつもの平穏な日々。しかしまたも妖怪が起こした事件の行方は、智宏の身に還ってくるようで……?
新進気鋭のご近所妖怪譚第二弾。再び絢爛にザ・開幕!
「伊佐と雪」といい、こういう雰囲気の作品は最近すごく気に入っています。派手なアクションモノに疲れてるのかな。
1巻はラスト近辺が詰め込みすぎでちょっと評価低めでしたが、2巻になって全然好くなってますね。構成もキャラ配置も。ただ1章はちょっと上滑りしてるかな。以後の伏線ってのもあるんだけど、ちょっとイベントを消化し切れてない無い感じがする。
妖怪の立ち位置は水木しげる系ですか。ただあんまりそっち方面を出すと説教くさくならないかちょっと心配。
今回出てきた婆さんといい、おいしいキャラは一杯居るんでこれからの出番の整理が大変ですね。続きが楽しみです。
と、作品そのものはいいんですが、裏面のあらすじの最後っ!担当はD☆V脳*1にでも侵されてますか?この作品からはどうみても「絢爛」なんて言葉は浮かばないし、「ザ・開幕」って…。そのうち「ザ☆KAIMAKU」とかになりますかね。
「ゴスロリ生徒会」を読んだ後にも思いましたが、まぁやっぱり小説でゴスロリは出すもんじゃないなと。文章だけでは全然表現できませんから。