ななついろ★ドロップス

ななついろ★ドロップス
著:市川環/イラスト:いとうのいぢ
発行:ファミ通文庫エンターブレイン
ISBN:4757728344
評価:★★☆


「世界で一番星に近い町」舞方市星ヶ丘。その町の「星城学園」に通う普通の男の子、石蕗正晴は怪しいジュースのせいで小さな羊のぬいぐるみに変わってしまう。その後、元の姿に戻ったものの記憶を失ってしまう正晴。不思議な杖に選ばれた女の子、秋姫すももは彼の記憶を取り戻そうとするのだが……。すれ違う想い、そして2人だけの約束の行方は!?大人気の恋愛初心者どきどきアドベンチャーゲームななついろ★ドロップス』の小説版がついに登場!

えっと、もうゲームも発売されてから結構たつのですが、未だに起動すらしてなかったりします。ということで、今回はゲーム未プレイ者が読んだ感想ということで。
シナリオライター本人によるノベライズ。ただし、ゲームにはもう一人ライターがいるのでヒロイン毎に分担してるのかな。
あらすじにもありますが、主人公が記憶喪失の状態から始まります。ということで、パイロット版に書かれていた出会いとか序盤のシーンがありません(ただし記憶を再生させるシーンはあります)。そのせいってわけじゃないんでしょうが、舞台説明もキャラ説明もないのはどうなんでしょう?以前のTG文庫でのパイロット版既読前提ということなのかな?自分は既読なんでさほど困ることはありませんでしたが。
話自体は悪くはないんですが、かなり物足りない気がします。視点変更モノってことで、やっぱりゲーム経験者向け裏ストーリーってことなんでしょうね。
あと、書き下ろしののいぢたんの絵もいいんですが、ぺろのSDキャラももっとみたかったところ。
それにしても三つ子(from こもれびに揺れる魂のこえ)が出てることにびっくり。苗字が麻宮ってことは先生に引き取られたんでしょうか?
やっぱりユニゾンシフトは三つ子ゲームを作るべきですよ!もちろん夏樹も攻略対象で!