灼眼のシャナ8


著者:高橋弥七郎/イラスト:いとうのいぢ
発行:電撃文庫メディアワークス
ISBN:4840228337
評価:★★★☆


“教授”とドミノが企てた“実験“は、シャナによって失敗に終わった。
 女子高生に戻ったシャナは、悠二と共に再び“日常“を暮らし始める。しかし、彼への抑えきれない『どうしようもない気持ち』を身の内に孕んだままの彼女は、揺れ動く感情に支配される自分自身に戸惑いを隠せなかった。
 そして、シャナと悠二の前に新たな敵が立ちふさがる。
 ――立ちふさがるもの。それは「期末試験」という“日常”だった。
 緒方真竹が提案した『みんなで一緒にお勉強会』の行方は果たして……!
 奇才・高橋弥七郎が放つ渾身の学園ストーリー第8弾!

今回は完全にインターミッションな話。前半は7巻の後始末なので、いまいち盛り上がらなかったが、中盤以降は恋愛話で色々と熱い話に。終盤でいよいよ終幕に向かって大転換し、もうすぐラストって感じ。4巻から続いてるシャナの恋愛論は、アクションモノとしては単なるコメディのためのネタだけの場合が多いが、本シリーズでは結構本気でラブロマンスを書こうとしてるのはいい感じ。A/Bエクストリームではその辺ほとんど書けてなかったので、これは作者がかなり頑張っているのでは。今までのストーリーから、なんかどうしてもラスボスが吉田さんになりそうな感じがして仕方がない。
のいぢたんのイラストも気合入りまくり。ハルヒより絶対力はいってるし。