「恋愛をシミュレートするという発明」
1992「恋愛をシミュレートするという発明」(美少女ゲーム年代記)
ここのところのライトノベル-美少女ゲームの影響でいろいろ見させてもらっていましたが、ちょっと気になったので。
- SLG=パラメーター管理
- RPG=フィールド&キャラクター管理
は違うと思う。フィールドの管理については明らかにSLGの領分です。フィールドを特定しないシミュレーションに価値があるかというよりも、そもそもシミュレーション自体が不可能あるいは無意味ということから明らかでしょう。原理主義的にいえばD&Dのベースである「チェインメイル」はSLGのユニットに個性を持たせたことから始まったということに見られるといったところ。
http://www.so-net.ne.jp/SF-Online/no1_19970318/review_game_1_1.html
RPG的な性質とは?フィールド(空間)上にキャラクターが配置されるという概念で把握されることと言えよう。
とはそのままSLGに言えることです。ですが、その前の
先に登場させた『大戦略』であるが?六角形(ヘックス)を敷き詰めたフィールド上で陣地の取り合いをするというものである。ミュレーションとロールプレイングゲーム(RPG)とが融合した形態になっている。
にはつながらないかと。一般的に「大戦略」がRPG要素を含むといわれるのはユニットごとに経験値によるレベルを与えることにより、ユニットに個性を与えていることだと思いますが。
また本論とは外れますが、よくRPGの要素としてキャラクタ/ユニットの成長が謳われることがありますが、自分はこれについては否定の立場です。あくまで成長はシチュエーションに変化を与えるためのきっかけに過ぎないと考えるからです。D&Dのレベルアップがシナリオ終了後にしか行われないということを考えてみてください。但し、コンピュータゲームでの単調な戦闘の繰り返しに対するアクセントという考え方は否定しません。
まだすべてを読んではいないので、またつっこまさせていただくかもしれません。