<a class="okeyword" href="g:book:keyword:富士見書房">富士見書房</a>の<a class="okeyword" href="g:book:keyword:レーベル">レーベル</a>力(<a href="http://d.hatena.ne.jp/">カラッポ。nothing</a>、<a href="http://maijar.org/">まいじゃー推進委員会</a>より)

たまには他サイトの動向に反応してみるテスト。

富士見レーベル雑感(カラッポ。nothing)
富士見ファンタジア文庫に興味を持ったのは「スレイヤーズ」から。一番印象に残ってるのは冴木忍の「卵王子カイルロッド」シリーズぐらい。他にも色々読んだはずなのに全然思い出せない。TRPGもプレイしてましたが、「T&T」(日本語版は社会思想社、月刊誌Warlockで展開)、「RuneQuest」(同ホビージャパン、月刊誌Tactics→RPGマガジンで展開)だったりなので、ドラゴンマガジンとかほとんど見てませんでしたから。
ファンタジーとしてやっていけなくなったのは、ファンタジーでの世界観の構築が大変だったからではないでしょうか。「ロードス島戦記」などの成功作もあり、角川グループとしてはファンタジーをプッシュしていたと思いますが、オリジナルのファンタジー世界ってSFとか以上に書くのは大変だと思います。面白いものなんて年に2、3作できればよい方でしょう。
ある程度の作品数を求めると、ティーン向け文庫としてあまり硬くない内容となり、SFでもS(少し)F(不思議)な、現在のライトノベルの中心ジャンルにならざるおえなかったと思います。
富士見ミステリー文庫は、ミステリーが好きではない自分にとっては、レーベルの崩壊はありがたかったです。今ではすっかりミステリー風ラブコメなレーベルとなって前より断然とっつきやすいです。「ROOM No.」シリーズなんかはミステリなんて感じませんし。かつての電撃ゲーム大賞にベテランが参加してるようなイメージで、割と手を出しやすい実験作が多くて、現在楽しみなレーベルです。

富士見書房のレーベル力(まいじゃー推進委員会)
富士見ファンタジア文庫でシリーズ化されてるものについては、それぞれの作品には力があると思いますが、それ以外の単発等の作品に勢いを与えるレーベル力はないのでは。MF文庫Jスーパーダッシュ文庫と同じかそれ以下という感じ。ただ、これらの文庫はまだまだ扱いが悪いので、ファンタジア文庫がリードしてますが。売上に関しては、以前出た電撃の早売りと関係があるのでは。メディアミックス等でファンタジアの方が一般認知度は高いので、発売初週依存度は電撃の方がやや高いと思います。さらに電撃は発売2、3日前から書店に並ぶのでさらに発売日の売上が積み上がるのではないでしょうか。
自分にとってはファンタジア文庫というだけで地雷の予感がするので、レーベルが悪い方向にしか働かないのですが。