初音ミクと東方シリーズの共通点(二次創作における想像力の方向付け、に関連して)に対して

ちょっと前の記事だけれども

確かに『東方』の楽曲はとても良い。アレンジしたくなるのもわかる。だが、シューティング世界には『東方』に限らず名曲は沢山あるし、シューティング以外のゲーム界隈にだって名曲は沢山ある。しかし、『東方』ほど(とりわけ音楽において)二次創作が活発なゲームも存在しない。何故か。私が強く疑っているのは、二次創作を想起するうえでキャラクターが果たしている役割と、スクロールする画面と弾幕の役割、である。
〜中略〜
第一に、キャラクターという「芯」があったほうが、音楽の二次創作という肉付け作業において想像力を勃起させやすいのではないだろうか。
〜中略〜
第二に、『東方』のBGMの二次創作に方向付けを与えるファクターとして(そしてシューティングゲームのBGMにはありがちなこととして)、音楽の特定の小節とグラフィカルなイメージが一致しやすい、という特徴も挙げてみたい。
〜中略〜
この1.キャラクター と2.弾幕を中心としたグラフィカルなイメージ の存在によって、『東方』は音楽の二次創作として“まとめやすい”ジャンルとして確立できたのではないだろうか。

初音ミクと東方シリーズの共通点(二次創作における想像力の方向付け、に関連して) - シロクマの屑籠

うーん、キャライメージを重視したアレンジを標榜している曲ってあんまりなかった気がします(勿論ある程度キャライメージを念頭においたアレンジは少なからずあるとは思いますが)。基本的には原曲は当然ならがゲーム中にBGMとして演奏されることに最適化されているので、ジャンルミックスなどによるマッシュアップの方が多いんじゃないかな。
グラフィカルなイメージっていうのも結構原作未プレイって人が多いんで割と否定できるかも。
実際には2次創作の条件が明確化されており、基本的に許諾が得られるからってのが一番なんだと思いますけど。その前に流行った葉鍵も耳コピOKなんで企業としては割と緩めですし。
最近は安易に2次創作を行い著作者からNGを貰っている*1のを見かけますが、ニコニコのように無責任というわけにはいかないので、節度ある行動をお願いしたいところです。

*1:特にロックマン関連